最初の試練
お風呂の中で、いのすけが言う。
「今日学校で『どこから来た』って言うのがあってな、いのすけ、『○○保育園から来た』って言うてん」
なんと、自己紹介でいのすけは、大阪の保育所ではなく双子たちの通う『○○保育園出身』と言ったらしい。
「ほんとのこと言わなあかんよ。いのすけ、嘘つきって思われてもええの
」
嘘が発覚していじめられでもしたら大変と、思わず叱責口調で言ってしまった。
「だってみんな、○○保育園とか△△幼稚園とかばっかりなんやもん。ひとりだけ違うの恥ずかしかったんやもん。」
見る見るうちに目から涙があふれる。
「みんなと同じ小学校に行きたかった…」と言うと、激しく泣き出した。
今まで全然そんなそぶりなかったのに、やっぱりさびしい思いしてたんだ。気がついてあげられなくてごめんよ~。
顔を真っ赤にして号泣するいのすけに、「ママもな、1年×組は知らんお母さんばっかりでさびしいよ。一緒にお友達いっぱい作ろな。いのすけは前の保育所でも元気で人気者やったから大丈夫やからな。」と言うのが精一杯だった。
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その日は泣きながら眠りについたいのすけだったが、翌朝何事もなかったように笑顔で登校していった。
頑張れ~!ママはいつもいのすけの味方だよ。![]()
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